【機材選び】今スグ始められる!動画投稿者に必要なアイテムまとめ
こんにちわ!大阪でクリエイターをしています、藤原ななえ(@fujiwara_nanae)です!
この記事の内容は、日本屈指の精密機器メーカーであるCanon(キャノン)のカメラ部門で、10年以上のキャリアをお持ちの「ひざに矢緒さん(@hizanyao)」にご提供いただきました!長きに渡り、世界の最先端を行くカメラ機器メーカーで尽力されてきた方直伝の情報になりますので、ぜひ参考にしてくださいね。
今回ご紹介するのは、動画投稿者になるための手引きです。
動画投稿者になるとは言っても準備すべきものは数知れず。今回の記事では、動画投稿者になるために事前に準備すべき物だけでなく、事前の心構えとなる考え方についてもじっくり解説していきますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。では目次はこちら!
これから動画の投稿や配信をはじめる人へ
YouTubeにTikTokにInstagramに・・・昨今では様々なメディアやSNSがありますが、今やどの媒体でも動画コンテンツは必須。これら“現代のトレンド”にはまだまだ先があります。あなたにもネット上で影響力のある人物、俗に言う「インフルエンサー」と呼ばれる一人になりたい気持ちはありませんか?この記事は、これから自分で動画コンテンツを作りたい!配信を始めたい!といった思いを持つ人へ向けたものです。
このページへ辿り着いたあなたは、もしかするとまだ「どんな情報を発信していきたいか?」というはっきりとしたビジョンは見えていないかもしれません。そんなあなたにはまず、自分がどんな作品を作りたいか?どんなアイテムが必要か?を考えるために、お持ちのスマホでとりあえず動画を撮ってみることをおすすめします。
事前にしっかり準備したい人はどうしたらいい?
こだわり始めると、勉強時間も揃える機材もたくさん必要です。しかし、どのような人にも時間はおろか予算にも限りがあります。そこでどうするかのポイントは、やはり「どんな作品を作りたいか?」というビジョンや目的を明確にすることにあります。
もしも今、何を重要視すればいいのか分からないのなら急いで行動はせず、まずは立ち止まって考えてみましょう。撮影機材はあるか?パソコンはあるか?編集ソフトはあるか?予算はどれくらいか?どんな動画を投稿したいか?・・・それぞれの目標と懐に合わせて予算を決め、知識をつけながら焦らずにステップアップしていきましょう!
これから人気YouTuberを目指す人は、こちらの記事も必読です。
なぜ?一先ず「スマホ撮影」をすすめる理由
現代ではガジェット化が進み、携帯電話キャリア各社の取り組みもあって、スマホを持たない人の方が少ないですね。そんな誰もが持ち歩くスマホがもつ圧倒的なメリットは、一つの端末で始められるフットワークの軽さにあります。
手軽さを武器にテスト(試写)すべし!
思い立ったときにすぐ撮れる点、一つの端末で動画の撮影から投稿等が可能といった幅広い機能性は、インフルエンサーを目指す人にとっての大きなメリット!単に動画を撮影し投稿するだけなら、スマホだけで十分かもしれません。でも、インフルエンサーになりたい多くの人が動画を投稿する中で、見てもらえる動画は一握り。せっかく投稿する動画ですから、できるだけたくさんの人に見てもらいたいですよね。
結論を述べる前に勘違いしてほしくない大切なこと、それはスマホで撮影したそのままの動画が悪いわけではないということです。その上であえて言いますが、名が通るインフルエンサーほど撮影や編集を工夫し、再生数を積み上げているわけです。・・・では、なぜ「スマホ撮影」をすすめるのか?それは、あなたの希望する動画作りに、また今何が必要なのかを確認するために、ひとまずスマホで撮影のテストをしてほしいということなのです。
さあ、さっそく動画を撮影してみましょう!もちろんスマホの設定は最初のまま(デフォルト)でOKです。屋外なら日中と夜間、屋内なら自宅のような狭い空間から体育館といった広い空間まで、撮影環境だけでなく、被写体も動くものから静止した物まで色々と試しながら気軽に撮影してみましょう。
「スマホ撮影」では満足できないという人へ
さてさて、お手持ちのスマホで撮影のテストをしてみていただけましたか?満足な動画は撮れたでしょうか。中には十分満足!という人もいるかもしれませんが、よければあなたが撮った動画を再生しながら、もう少しこの記事の続きを読んでみてください。ここでは「スマホ撮影」のよくある悩み別に解説と対処方法をお伝えしていきます!
その1 画質の問題
撮影した動画がザラザラしていて画質が悪い、または夜に撮影するとノイズが入って満足に撮られないといった場合は、高画質・低ノイズで撮影が可能な機能を有したカメラを用意しましょう。カメラの種類は、ビデオカメラ、ミラーレスカメラ、デジタル一眼レフカメラ、コンパクトデジタルカメラ等があります。
低価格の製品は「安かろう悪かろう」に陥る可能性があるのでご注意を。昨今のスマホは高性能なので、低価格帯の製品では反ってスマホで撮影した映像の方が画質が良く感じる場合があります。
SONY ミラーレス一眼 α6100
ここで藤原から一言だけ!上記は、最近スタートしたばかりの私が編集を担当しているYouTubeチャンネルですが、この撮影にも先に紹介したSONYの一眼ミラーレス「α6100」を使用しています。コスパが良く、素人撮影でこのクオリティですので、はじめてのカメラにはもってこいですよ・・・!
カメラの選び方や画質についてはこちらの記事を参考にしてください!
その2 音質・雑音の問題
動画の音声が小さく聞き取りづらいケースでは外付けマイクを、風の強い音や雑音が邪魔でメインの声や音が聞こえづらいケースでは、外付けマイクに装着するアクセサリー(風防 / ウィンドジャマー / ウィンドスクリーン)を準備する必要があります。
その3 手ブレの問題
撮影した動画を見てみたら画面が揺れて気持ちが悪かったり、ブレていたということはありませんか?俗にいう「酔う映像」とは、撮影者の動きが動画に反映してしまうことで発生します。少しでもブレを軽減させるためには、カメラやスマホを固定できる三脚、もしくは手振れを最小限に抑えてくれるジンバルを用意しましょう。
ジンバルの購入を検討される方は、ぜひこちらの記事も読んでみてくださいね。
その4 バッテリーの問題
動画撮影となると、やはりスマホの電池が持たないと思う人は多いはず。しかし注意したいのは、現在主流のビデオカメラやミラーレスカメラなど、液晶モニターを使って撮影するタイプのカメラも結局電池の消耗は激しくなるということ。
スマホを使うならモバイルバッテリーを用意することになりますが、カメラ類にはアクセサリーとして大容量のバッテリーパックを用意している製品も沢山あります。こういったアクセサリーをあわせて用意することも考えて機材を検討したいところです。
その5 明るさ(暗さ)の問題
撮影したら画面の一部が暗かったり影が入ってしまうとき、他に撮影時に使用する照明に不満があるときは、光の効果「ライティング」を考えてみましょう。
通常の撮影では、人物などの被写体に入る影を光で適度に打ち消した方が綺麗に感じます。ただし作品を作るときは、撮影者の意図に合わせたライティングが必要です。例えば、柔らかい印象になるようふんわりとした光を使ったり、緊張した場面では強い影を使うなど、シーンでライティングを使い分けることでより具体性のある作品に仕上げることができます。
撮影のライティングについては、こちらの記事で詳しく解説していますので、これから動画の撮影も勉強していきたいという方はぜひ読んでみてくださいね。
その6 ボケ味(被写界深度)の問題
スマホやビデオカメラで動画を撮り始めたものの、何か物足りなさを感じていたり、映画のような作品を作りたいといった場合。デジタル一眼レフカメラやミラーレスカメラといったレンズを交換できるカメラをおすすめします。
交換レンズを使うと被写界深度を自在に操れるので、風景をくっきりさせたり、背景をぼかしたり、建物や人をダイナミックに映すようなこともできます。さらには徐々に撮影スキルが上がってくれば、スマホやデジタルカメラで画面の色合いを変更・調整して、食べ物をいかにも美味しそうに表現したり、街並みをあたたかみのある昭和レトロ風に変化させたり、日常の生活空間を現代的でクールな映像にすることも可能になります。
色、ボケ味に関してはぜひこちらの記事を参考にされてください!
その7 容量と動作の問題
撮影した動画をどんどん保存したい、万一の動画データの破損に備えておきたいといった場合、動画の保存先としてメディア類(メモリーカードやハードディスク)、パソコン、クラウドストレージ(インターネット上の動画の保存場所)等の使用を検討してください。データが消失・破損したときのことを考えると、バックアップ先は最低2つはあるとよいです。(ハードディスク2つ、ハードディスクとクラウドストレージ等)
念には念を。万が一、データが紛失してしまったことを想定してデータ復旧ソフトを導入するというのも一つの手です。詳しくはこちらの記事をご参照ください。
その8 動画編集の問題
動画をより面白くまたは高品質に見せたいときは、パソコンと動画編集ソフトを用意しましょう。最近のノートパソコン等は薄くて高性能のため、パソコンを一緒に持ち歩き撮影後すぐに保存・編集を行う人もいます。なお、タブレットやタブレットPCを選んだ場合はスペックや使用可能なソフトに制限があることがありますので注意しましょう。
動画編集パソコンの選び方や動画編集ソフトの選び方については、こちらの記事で分かりやすく解説していますので、ぜひ併せて読んでみてくださいね。
その9 投稿時の問題
Wi-Fiを使用せず、スマホから各種サイトに動画を投稿するにはアップロード時間やお金(通信料金)がかります。スマホの契約を変更する手段もありますが、この際パソコンと併せて通信環境を整備するのもいいでしょう。今時だとWi-Fiの使用で不便はないかもしれませんが、お住まいの地域と住居等の他、曜日・時間帯・屋内環境によって接続が不安定なこともあるので、動画を扱うのであればやはり有線LANが安定します。
悩み・優先度・予算に合わせて選ぶべし。
予算が決まっている場合や、機材にこだわりのあるタイプの人は個別にアイテムを揃えてみましょう。YouTubeへの動画投稿を始めるなら、目指すチャンネルの方向性を考えることで機材の優先度を決めることができます。
優先度を考えてみる
優先度が分かれば、買い揃える物も自ずと分かります。もし屋外で撮影するなら三脚が欲しいでしょうし、旅の撮影ならバッテリーがあると安心です。またメイク方法を伝える動画なら、顔が明るくきれいに映るようにライティングに気を使いたいところです。他に解説動画やコントなどネタを重視するときは綺麗に音が入るようマイクにこだわったり、テロップや場面切り替えにまでこだわるなら本格的な動画編集ができるソフトも必要になります。
好きな動画チャンネルやインフルエンサーが分かっていれば、投稿されている動画にどんなアイテムを使っているか調べてみましょう。使用機材を動画で紹介していることもあれば、動画に参考になるヒントが映っていることもあるはずです。
こちらの記事で動画を撮影するときの参考情報を紹介しているので、ぜひ併せて確認してみてください。
優先度が分からない場合
初めの話に戻りますが、スマホでもとりあえずの動画撮影はできます。スマホを持っていないなら、先に動画を編集するためのパソコンとソフトを揃えるのもいいでしょう。パソコンやソフトの選び方が分からないときは、最寄りの量販店や電気店で動画を編集したいことを伝えるとスムーズに購入検討ができます。もしゲーミングPCを持っていれば、そのパソコンをそのまま使用できる可能性がありますので確認してみてください。
Premiere Proを使ってみたいけど、Creative Cloudのサービス内容や価格についてよく分からないという方は、ぜひこちらの記事も読んでみてくださいね。
迷い出したら「セット商品」を選ぶべし。
最近はYouTuber初心者に向け、動画配信用アクセサリーキットも販売されています。例えば下記の商品は、リングライト、三脚、マイクをまとめた商品です。何を買うべきか迷う人は、こういったセット商品も検討してみてください。
企画・撮影・編集が苦手ならライバーという手も!
「企画に悩む・・・」「どう撮るか迷う・・・」「編集が苦手・・・」そんな人は、ライバー(生配信をする人)になるという手もあります。ライバーになる場合も使う機材は基本的に同じ。配信後にアーカイブを残しておけば、あとから録画データを編集・公開することもできます。インフルエンサーのカタチも千差万別!どのように活動していくか、あなたに合ったスタイルを探して試してみるのもいいかもしれません。
成功している動画投稿者に共通しているのは、継続していること!最初からうまくできる必要はありません。いきなり素晴らしい動画を作ろうとするのは大変ですから、沢山の作品から影響を受け吸収しながら、どんどん撮影・編集・投稿していきましょう!
ちなみに当サイトでもたくさん記事を用意していますが、中でもあなたの作った動画を見てもらうために一番大切な記事をご紹介します。
数多くの動画の一覧から、あなたの動画の顔と言える「サムネイル」を見てクリックされるように、ぜひこのサムネイルに関する記事から参考にしてみてください。あなたの動画が沢山のひとに見てもらえますように!
いかがだったでしょうか?この記事を気に入っていただけたら、コメントやシェアをしていただけるととても励みになります!これからも動画編集が楽しくなるような情報をどんどん発信していきますので、たまにサイトをチェックしてみてくださいませ。では、またべつの記事でお会いしましょう!
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これから本格的な動画編集やYouTubeをはじめとするSNSへの動画投稿に本腰を入れて取り組みたいと考えているあなたには・・・以下4つの記事をオススメします!
他にもたくさん読んでいただきたい記事があるので、もしまだ情報に渇望していれば・・・過去の記事がすべて整理されているサイトマップページも、ぜひ覗いて行ってくださいね!
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